アドラー、第3の男の心理学は目から鱗の連続だった-『嫌われる勇気』-

adler

 

こんにちは。七転び八起きです。台風、凄い雨でしたね。
昨日、手にした本は『嫌われる勇気』。売れている本なので既に手にして読み終えた人も多いかもしれません。この本、ホント面白くて、手にしたら一気に読み終えてしまいました。

アドラーは日本で今でこそ名前を聞くようになってきましたが、これまでは知る人ぞ知るだったようですね。ちなみに僕は知りませんでした(笑)。心理学の三大巨頭として名を轟かせるアドラー。フロイト、ユングと並ぶ心理学者とのこと。

書店で何度か目にはしていたんですが、友人がFacebookで紹介しているのを見て読みたくなり購入。読んでみたら僕にとっては目から鱗の連続でした。

ズバリこの本を読んで僕が感じたことを書きます。

この本を読んで僕が一番印象に残っていること。それは「誰でも幸せになれる」「人はすぐにでも変化できる」ということ。それは僕のいままで経験してきたことの裏付けをしてくれる内容で、本書では対話によって具体的に書かれています。

僕は長年、人を束ねる立場で仕事をさせて貰ってきました。そしてその仕事を通して僕にとっての確信「人は変わることができる。しかもすぐに。」「幸せになるというのは幸せであるということを知ること、感謝すること」という信念のようなものを培ってきたし、実際、自分も変わってきたと思うんです。(ただ僕の場合は変化に時間を要していますが(笑))

だけど一方で「人は変わらない」「なかなか変わるもんじゃない」というように変化することに対して、ネガティブな捉え方をしている人も結構居て、その人と話していると自分の培ってきたものがぐらつくときがあったんですね。

もしかすると僕の確信「すぐにでも変化できる」「幸せは認識の問題」というのは僕の勝手な思い込みであり、希望なのかと。

そんな疑問を解消してくれたのがこの『嫌われる勇気』でした。

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アドラー心理学は勇気の心理学

本書を通じて何回も登場するのが「勇気」という言葉。

本書を通じて学ぶ内容は人それぞれだとしても、知識として終わるのではなく、アドラー心理学を実践し生活の中で身につけていくためには、踏み出すための勇気が必要ということです。

「目的論」と「原因論」

特に僕にとって新しかったのは「目的論」「課題の分離」というところ。これは大きな衝撃を受けました。

「目的論」と並んで書かれているのはフロイトなどの「原因論」。「過去がああなったから今はこうなっている、こうなった」というごくごく一般的な考え。

それに対してアドラーの「目的論」は「今こうなっているのは、あなたがそうなるように選択しているから。過去ではなく今の選択だ」と恐らくおおざっぱに言うとこういうことです。

「課題の分離」:それは自分の課題なのか?相手の課題なのか?

それから「課題の分離」という概念。これも衝撃でした。なんか僕にあてはまる所なんですね(笑)

この概念は嫌われるということにも通うところがあって、「何かをすること、しないこと」を決めるのは自分の課題。それによって「相手が自分のことを嫌うなど、何かを考えるのは相手の課題」という考え方です。

つまり相手に嫌われようが何しようが自分のやりたいことをやって、それから先は相手がどう受け止めるか、どう考えるかなのでそれは相手の課題だから気にしたってしようがないでしょ。って感じでしょうか。

そこに相手が傷つくのではないかとか、迷惑を掛けるのではないかと考えるのは、相手の課題にまで踏み込んでいるということで、ひとそれぞれの課題は分けて考えることが重要だということ。

う~ん、なるほど。という思いです。

いまを、自分を一生懸命生きなさい!

アドラー心理学は一つの真理。そういう気がします。だからこそ「幸せに生きるには?」という問いに、シンプルかつ核心を突いた答えがある。それを受け止めるのには痛みが伴うかもしれない。受け止めて実践するのにも勇気が必要かもしれない。

ただ、言っていることは僕はすごく分かる。そして本書以外でもよく書かれていること。

「いまを生きなさい、自分の思うとおりに生きなさい。」

ということ。そして幸せとはという事に関しては・・・

「幸せとは他者への貢献感。他者への貢献感は主観的でいい。」

そういうことをアドラーは言っているのではないかと思います。
何かを言い訳にしてなかなか行動出来ない人、何かの制約があると思っている人、そういう人には読んでみて価値のある内容になりそうです。

個人的には今年読んだ本の中でベストになりそうな予感です。

by カエレバ

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