水野敬也著『夢をかなえるゾウ4 ガネーシャと死神』を読んで死生観が人生に与える影響を考えさせられた

夢をかなえるゾウ4

こんにちは。七転び八起きです。もう8月も終わりが近づいてきました。私事ですが8月15日が僕の誕生日。また1つ歳を取りました。歳を重ねる度に、時間が経つが速くなるのって何でなんでしょうね?そしてもっと歳を重ねるともっと時間が経つのは速くなるのか?そんなことを考えたりしたこの8月w

さて今日は78cafeで本を読んでの所感を。もう1つのブログでも本のことをたまに書くのですが、最近は向こうはビジネス書、こちらはそれ以外の本という感じで棲み分けしようかと思っています。それで今回の本は僕の好きな水野敬也さんの本で『夢をかなえるゾウ4 ガネーシャと死神』。夢ゾウの最新刊、2020年7月14日、第1刷発行のもの。発売してすぐに手にしたのに、読み切るのに時間が掛かってしまいました。読みやすいんですが、時間を小分けにしていたら8月もおわりに(笑)。

それでは本日も78cafe、スタートです。

夢をかなえるゾウ4を読んで考えたこと

シリーズ4作目の本書はタイトルにある死神から連想できるように「死」を通じての学びがある。もちろん、本作でも「夢」をかなえるための課題もある。ただ、主人公を通じて「死」をどう捉えるか、逆に生きていると言うことはどういうことなのか、「夢をかなえる」とはどういうことかなど、今まで以上に考えることが大人向けの話に感じた。僕が本書を読んで考えたことをまとめる。

「死」をどう捉えるか?

本書では主人公に突然「死」という問題が突きつけられるところから物語が始まる。しかも残された時間がとても短い。そんなときに人は何を考えるのだろうか?本書では主人公にガネーシャという協力な助っ人がいて、迫り来る「死」について短期間で受け入れる準備が進む。もがきながらも前に進んでゆく。読者もその主人公の物語を通じ「死」について考える事になる。

急に他界した父親のこと

僕が本書を読み進めながら考えたのは父のこと。僕は昨年、父を亡くした。突然のことだった。実家で倒れ救急車で運ばれたが、病院へ搬送後10日後に他界。脳梗塞だった。

父は自分に死が近づいていることを前から分っていたように家族の知らぬところで終活を進めていたようだった。

急な他界で慌てて葬儀の準備に入った僕ら家族。遺影の写真を探さなきゃと思ったら、父が映った最近の綺麗な写真がまとめたものが出てきたり、散らかっていたはずの屋根裏部屋もいつの間にか綺麗に整理されていたり。こんな感じで自分が倒れても残された母が困らないように、家族が困らないように人知れず準備を進めていたあとがいろいろなところに垣間見えた。

去る者にとっての自分の死と残る者とっての身内の死

そして、父は死をある程度受け止めているようだった。入院中にお見舞いに行くとすぐに「お金はどこにあるのか」「誰に連絡が必要なのか」など、僕にメモを取れと言って話してくれた。万一のためなのか、覚悟できていたからなのか、知っていたからなのか分ることではないけれど、僕には不思議な体験だった。

一方で家族は急に起きた父の状況を受け止めることができずにいた。当たり前なのだけども、なんとか生きて欲しいと願い、祈っていた。お医者さんが懸命に治療をしている中、父はどちらかというと「もういいんだ」という雰囲気を醸し出していた。ただ、本書と同じく我が家も周り(家族)は受け止められず、治療をして、リハビリして家に帰るんだと言い続け、自分たちにも言い聞かせていたように思う。

数日後、父は息を引き取った。家族はやっと山は越えたのではないかと思っていた矢先のことだった。

僕が父の死を通じ学んだ事は、死というのは「本人が受容すること」だけでなく、「周りが受容すること」も必要だということ。父が山を越えて生きていてくれたのは「急に迫ってきた父の死を受け止めることができなかった家族のために、父は少しだけ時間をくれた」という気がしている。なんかこれ、今回の本の内容と少し似ているなと。

そして生きているときこそ「死」をどう捉えるかが、「生」をどう捉えるかに繋がり、死ぬ間際だけでなくそれこそ人生に大きな影響をもたらすのだと今は思う。

「夢」ってなんだろう?

『夢をかなえるゾウ4』でのガネーシャの課題は「死」が迫っているからこそ想像出来るものがあった。なんとか成し遂げたい夢と、死が迫っているからこそ時間的な制約で成し遂げられないなと思う夢など、僕が同じ場面に置かれたら思いそうな「夢」に対する感情を主人公が代弁してくれていた。

そしてそれはどちらも「かなえたい」夢の話だった。

いままでかなった夢、まだかなえていない夢、僕はどちらをどのぐらい考えるだろう?無意識のうちに僕は「夢」をいま持っている夢、つまりこれからどうなりたいとか、これからの望みなどと考えていた。だから「かなった夢」はもう「夢」ではなく現実、実現したものみたいな認識で、「かなった夢」を考える事なんてほぼなかったんだなと本書を通じて自覚したのでした。

思い直してみると「かなえた夢」も沢山あるなぁ~。バイク(XJR400)に乗りたいとか、デジカメ(GXR、OMD EM1)が欲しいとか物欲的なものもあれば、会社でのポジションとそれに見合った会社への貢献に対する周りからの評価みたいな承認欲求的なものとか、小笠原に行ってみたいとか、身長は170cm以上になって欲しいとかw、ホント、いろいろな「夢」(希望に近いもの含んでるかw)をかなえてる。

そしてこれから生きている間に他にもかなえられることはあるだろうし、かなえられないものも出るだろう。それでも今までよりもかなえた夢も意識することで、追い掛け続けることとは別の生き方、考え方が出来そうな気がする。

生きる幸せはどこに?

死ということや夢のことって、生きているから考えるのだろうなぁ。恐らく生きているからこそみんな幸せになりたいんだけど、幸せになるために夢をかなえるとか、何かを手に入れようともがく。それも大切なのだろうけど、実は今、ここで幸せになる、幸せであるということを見つけることが、生きることを楽しくする秘訣なのではないか?そんな風なことも考えた上での読了でした。

読んで気になったのが『夢をかなえるゾウ5』はあるのか?ってこと。すでに今回の事でかなりの集大成のような気もするけれど、水野敬也さんの本は大好きだからやっぱり期待してしまう。今から楽しみにしておこう。5を手にすることもある意味で夢かもw

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