この本『コーヒーが冷めないうちに』川口俊和著、はじめに書きますが三回涙しました。何か心に刺さるものがある。感動する話で涙を流しデトックス!そんな人にお勧めの本です。
本書は4つの話が4章で構成され、ある喫茶店が舞台になっているお話。その喫茶店のある席に座ると時間を移動し体験することができる(1回だけ)という内容で、しかも、そこには様々なルールがある。このルールがいい味になっていくんだけどそれは読み進めてのお楽しみ。
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この物語が教えてくれる2つのこと
僕が『コーヒーが冷めないうちに』を読んでいて感じたこと。「すべての悩みは対人関係にある」というアドラーの話に関係するのだけど、物語に出てくる人たちが過去に戻ろうとするのも、過去に清算できなかった対人関係の悩みを引きずっているからに他ならないんだな~ってこと。そんな物語の中で僕があらためて受け取ったメッセージは2つ。
1.時間を大切にすること
1つめは「時間を大切にすること」。過去のことを悔やむにしても、「あの時ああしておけば良かったなぁ~」という思いにしても、どこかまだ時間があるという思いから、時間を粗末に扱ってきたことから起こるもの。相手と自分との時間。とても大切なんですね。
2.いまを生きること
そしてこの本から受け取ったメッセージのもう2つめは「いまを生きること」。「時間を大切にすること」とかぶる部分はあるけど、現在を一生懸命生きる、楽しく生きる、精一杯生きる、それに尽きる。期待、不安、後悔などの思いは過去や未来に対してあるかもしれない。それでも、いまを生きることしか人はできないのだから。
いまの自分が変われば過去の自分に対する評価も変わる。未来も変わる。すべていまが起点になる。常にいま現在ということ。そんなことを受け取りました。
帯には4回泣けるとあったが3回泣けた
帯には4回泣けますと書いてある『コーヒーが冷めないうちに』は、きっと4章すべて涙して4回ということなんだろう。確かに4回泣ける人はいそう。読んだ後に心が熱くなるそんな気持ちにさせてくれた川口さんに感謝。
先日の『幸せになる勇気』とは別の意味でおすすめです。そうそう涙を流してデトックス効果を期待するなら『鏡の法則』野口嘉則著も鉄板なのでまだ読んでない方は合わせてどうぞ。
川口俊和 サンマーク出版 2015-12-07
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野口 嘉則 総合法令出版 2006-05-10
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