先日、星野リゾートのCEO星野佳路さんが移動中などにオーディオブックを利用していると知った。
「オーディオブック?」
最初はどうなのかと半信半疑だった。
「本は電子よりも紙!」
と、ずっと思っていた本は紙派の僕。ただ、保管場所のことや電子書籍ならではの利便性に気がつき始め、最近は電子版でも買うことも出てきた。それでも心の奥底では「紙こそ本!」と思っているので、そこに現れた新たな存在「音で聞く本」というのには更なる違和感があった。
しかし、物は試しとオトバンクに登録し、聞き始めるとそんな僕の考えはもう古すぎたとすぐに気付く。さっさと登録するべきだった、電子よりも先に「音」だったのではないかと思えるほどハマった。そのような体験から声を大にして言いたいことがある。あなたがまだオーディオブックを試していなくて本を読むことが好きなら、本を聞くことも早く試してみた方がいい!
音で作られた新たな夢ゾウ
今日はその音で聞く本の中でもとにかく「夢ゾウ」を聞いて欲しいと言いたいわけだ。ただ、オーディオブックで経験することができる新たな『夢をかなえるゾウ』の良さを語る前に、本を音で聞くオーディオブックについて書いておく。とにかくオーディオブックはいいぞ!と終わらせたら乱暴なので何を良いと思ってるのか、僕が感じているメリットを書こう。
オーディオブックのメリット
僕が感じているオーディオブックのメリットは以下の通りだ。
- ながら聞きができる
- 本は読めない場所でも聞くことならできる
- 疲れにくい続けられる
ながら聞きができる
まず、オーディオブックを利用して思った便利なことはながら聞きができること。食器を洗いながら、洗濯物を畳ながら、掃除機をかけながら、靴を磨きながらなど家のことをしながら聞く。移動中にも聞ける。1人で食事中にも聞ける。何かをしながら聞けるというのはとても便利だ。耳は空いている時間が多いことに改めて気がついた。
本は読めない場所でも聞くことならできる
そして、スマホとイヤホンがあれば、本は読めない場所でも聞くことならできることが多々ある。通勤電車の中、立っているときはなかなか本を出すことができないことはよくあること。そんなときにもオーディオブックは役に立つ。Bluetoothイヤホンを付けてスマホで再生すれば、特別なスペースはいらない。車の中でラジオの代わりに再生し聞くこともできる。
疲れにくいから続けられる
本を聞くことは、本を読むことより疲れにくい。個人的な違いはあるだろう。それでも疲れにくいということで読み続けるよりも聞き続ける方が楽だ。だから1冊を読むより聞く方が早く読了できる。疲れないのは大きなメリットで、仕事終わりでもインプットすることに抵抗がない。結果として本を読むよりも、本を聞く方が疲れない分、続けることができて圧倒的に1冊を終えるペースが早くなっている。
オーディオブックのデメリット
オーディオブックにはデメリットもあると思っている。読み手の声や読み方が好みではないとき、知りたい内容なのに聞き続けるのが苦痛になり読了出来ないときがある。これは本を買って読んでみたら、文字の大きさや文体が苦手で読み続けられないときと同じかもしれない。ただ、本を先に読んでいてイメージがあり、そのイメージがオーディオブックの読み手とのギャップがあるときはなおさら。
『夢をかなえるゾウ』を音で聞くことにハマった理由
さて、オーディオブックで最もハマっている本が水野敬也著の『夢をかなえるゾウ』シリーズだ。僕のブログでも何回か取り上げている本。有名な本なので今さら『夢をかなえるゾウ』の中身を語る必要ないだろう。では何故、いま僕が『夢をかなえるゾウ』にハマっているのか。
それは「音」で表現される夢ゾウが為になるだけでなく、本当に面白いからに他ならない。オーディオブックでは「ガネーシャ」やその他の登場人物が、本を読んだ僕のイメージを超えてくる。それぞれのナレーションが役にぴったりハマっている。ガネーシャ節が音となって耳から身体に入ってくる、各シーズンの主人公たちも良い味を出している。
音によって息を吹き込まれた「ガネーシャ」は、本で文字を目で追うときよりもありありと目に浮かんできて、お茶目な姿を想像し自然とニヤけてしまう僕がいた。いつの間にか主人公と一緒になって「ガネーシャ」の教えを聞いてしまう僕もいた。最初に本を読んだあの頃に取り組んだ「ガネーシャの教え」を、もう一度いま、取り組んでみようかとも思えてくる。
この1ヶ月で1~4を3回ぐらい聞いてしまった。マイブームだ。聞けば聞くほどハマる『夢をかなえるゾウ』はまさに神本?!しばらくはオーディオブックの夢ゾウでガネーシャとの付き合いが続きそうな気がしている。
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