こんにちは。七転び八起きです。今日、紹介する本は『夢をかなえるゾウ2』水野敬也著です。
皆さんはこのシリーズ読んだことありますか?
昨年末に『夢をかなえるゾウ3』も出ていますので、そちらを読み終えた人もいると思います。
が、今日は2のお話。2も年末に文庫化されたので・・・いつ買うの?今でしょ!
スポンサーリンク
貧乏神の教えが心に刺さる
豊になるための考え方
今回の主人公はお笑い芸人で売れることを目指している男。とても努力し、勉強を重ねてきたが売れていないし、売れる兆しも見えない。極度のあがり症であり、自分に自信を持てないところも足枷となっている設定。
そんな主人公のところにガネーシャが現れて話が進んでいくのだが、今回は「貧乏神」も出てくる。この「貧乏神」は貧乏でいることが大好きだから、貧乏くさい事をする主人公のことも大好き。
だけど、この貧乏神の教えが素晴らしい。
「貧乏神の間に伝わる格言で『貧乏人にプレゼントをさせるな』というものがあります。(中略)でも、プレゼントをして相手を喜ばせる経験をすれば『自分以外の誰かを喜ばせることは楽しい』と感じられるようになるからです。」
とか、
「自分が困っているときに人を助けてあげられる人は、『困っている』という感情から抜け出すことができます。」
などなど、心にスーッと入ったり、グサッと刺さったりするものが多数出てくる。自分の貧乏思考の度合いを測るにはうってつけの内容です。
貧乏神が貧乏人を肯定することによって得られるもの
褒められてるけど本当に自分はこれでいいの?
この『夢をかなえるゾウ2』、できている人には「単なる貧乏人が自己改革していく物語」を面白おかしく書いた復習の為の小説となります。
そして、僕のように貧乏神に好かれそうな考え方の持ち主には違う意味の本になるのがこの本のすごいところです。小説全般的に「貧乏に向かう考え方を貧乏神に肯定されつつも、新しい考えを提示される」ので、いつの間にか書いてある内容に励まされます。そして、前に進みたいと思う気持ちになってくるんです。
成功法則を書いてある本を読むと「自分は出来てない。頑張らなきゃ!」となることはよくありますよね。だけど『夢をかなえるゾウ2』は違う感じ方ができる。「その貧乏に向かう考え方素敵ですね~!」という感じに受け入れられ、貧乏神は心の底から褒める(笑)。そうすると、それに対して怒れないし、だけど、この考え方はやっぱり変えようと自然と思える。そんな素敵な本なんです。
とても読みやすいので書店で見かけたら、手にとってさーっと流し読みしては?きっと、ガネーシャと貧乏神の魅力にやられますよ(笑)
さてこのまま『夢をかなえるゾウ3』に突入する!!
水野敬也 飛鳥新社 2014-11-26
売り上げランキング : 109
|