こんにちは。七転び八起きです。今日のコーヒーは楽天市場で購入の神奈川県の葉山にある「inuit coffee roaster(イヌイットコーヒーロースター)」の『トライアルセット』で届いた4種類のコーヒー豆。この「inuit coffee roaster」の『トライアルセット』はブレンド3種類とシングル6種類の中から、好きな4種類(各50g×4で計200g)を選択して注文出来るのが特徴。今回はブレンドが3種類とシングルが1種類で注文した。ブレンドは『モーニング』『エンジョイ』『チリング』で、シングルは『エチオピア グジ ゲイシャ ナチュラル』。
ではどんなコーヒー豆だったのか、さっそくレポート。本日も78cafeスタートです!
スポンサーリンク
inuit coffee roasterについて
「inuit coffee roaster」のホームページを見て貰えれば分るとおり、お店の売りはCQI認定Qグレーダーがいるということだと思います。このCQI認定Qグレーダーについていろいろとホームページを検索したのですが、日本には300人ぐらい取得者がいて、なかなか取得が難しそうな資格でした。とにかく、かなり端折ってこの資格のことを簡単に言うと、アメリカのスペシャルティコーヒー協会の基準でコーヒーをテストして、評価出来る技術や味覚などを持った人が試験を通じて認定されるものらしい。
そのようなコーヒーの国際的な資格を持っている人がいる焙煎所ということで、飲む人のライフスタイルに合せたコーヒーのコンシェルジュ的な役割をはたしたいという思いのお店ということです。葉山の地元密着店。
直接、店舗に行ったわけではなく、今回は楽天での通販なので実際の雰囲気は分りませんが、水色と白のこのコーヒーのラベルやお店のロゴは個人的にとても好きです(笑)。さてさて、では今回の『トライアルセット』の4種類をそれぞれ見ていきます。
ビターブレンド-モーニング-(フルシティ)
まず1つ目は『ビターブレンド-モーニング-』。焙煎度合いはフルシティのコーヒー。主に使用しているコーヒー豆はグアテマラ、ケニア、ブラジルなど。開封した写真が上、50g。それでは欠点豆のチェック。
欠点豆は50gの中に11個。100gで10個以下なら少ないかなという印象だけど、50gでそれをこえているので「まあまああるな」と言った感じ。主に割れているコーヒー豆が多かった。
そして抽出。蒸らしのときにはよく膨らんで淹れる楽しさを感じられるコーヒーだった。今回、抽出するときの温度がちょっと高かったのか、苦味があって酸味はちょっと、後味としてコクを楽しめる味になった。「inuit coffee roaster」のレシピでは苦味や渋みは抑えられていて、クリーンな味のコーヒーとのこと。自分の抽出したコーヒーがちょっと違う感じの味わいになると、コーヒーの抽出って面白いし、難しいなと思う。
スパイシーブレンド-チリング-(フルシティ)
2つ目は『スパイシーブレンド-チリング-』を開封。焙煎度合いはフルシティで、使用されている主なコーヒー豆はインドネシア、ブラジル、コスタリカなど。それでは欠点豆チェック。
『スパイシーブレンド-チリング』の欠点豆は50gの中に8個。
『ビターブレンド-モーニング』と同様、抽出するとよく膨らんだ。この『スパイシーブレンド-チリング-』は苦味があって、個人的に好きな味のコーヒー。スパイシーという名前が苦味、渋みということを表したネーミングなのであれば、その通りの味わい。ホームページではコクもこのコーヒーの特徴とのことだけど、淹れ方もあると思うがコク以上に苦味と渋味のインパクト大でした。
フルーツブレンド-エンジョイ-(シティ)
3つ目は『フルーツブレンド-エンジョイ-』。ネーミングからフルーティーでコーヒーとしての別の楽しさを味わえるものと想像出来る。焙煎度合いはシティで、使用されているコーヒー豆はエチオピア、ケニア、グアテマラなど。それではチェック。
欠点豆は50gで22個。ちょっと多いかな。他のブレンドよりも多いのはたまたまなのか、エチオピアなど他で使われていないコーヒーによるものだろうか。それでは抽出。
抽出すると、ネーミングのイメージ通りの味わいで、苦味がありつつも柑橘系の酸味と甘味を感じるコーヒー。どことなくオレンジっぽい味。サッパリとしていて飲みやすいので、上品な酸味の効いたコーヒーが好きな人には特によさそう。
エチオピア グジ ゲイシャ ナチュラル
4つ目は今回唯一のシングル『エチオピア グジ ゲイシャ ナチュラル』を開封。ゲイシャ種のコーヒーらしい香りがした。グジのコーヒーは初だと思うので細かく見て行こうと思う。
エチオピアのコーヒー産地の中ではイルガチェフというイメージだけども、実はイルガチェフとともにメジャーな産地らしい。精製方法がナチュラルということも起因してだと思うけど、開封して見たときの印象は欠点豆が多そうだということ。そしてコーヒー豆の質にかなりのバラツキを感じる。形も大きさも不揃いに見えた。
『エチオピア グジ ゲイシャ ナチュラル』の欠点豆は50gの中に36個。やはり開封したときの印象通り多い。それにしても上の写真、いつもは5個ずつなのに何故か6個ずつ並べてる(笑)。では抽出開始。
まずは蒸らし。今回は新調した「カリタウェーブ155」を使用する。まず、蒸らす前にコーヒー豆を挽くとゲイシャらしい柑橘系の香りがしてテンションあがる。お湯を注いで蒸らし始めるとその香りはさらに際だった感じ。よく膨らんだ。
抽出終盤の写真を1枚。最後までコーヒーエキスがしっかりと落ちていた。
そして抽出が完了した図。かなり写真を端折ってますが(笑)。それではいただきます・・・・コーヒーの味はゲイシャ独特の酸味を感じながらも、ちょっと雑味があるなぁ。このコーヒーにあった抽出があるんだろうなとは思うけど、そこまで追求をして飲む人も多くないと思うので、ゲイシャの味わいを知る入り口としては良いかも。
開封したときのコーヒー豆の印象が悪かったけど、ゲイシャを飲んでる!というテンションにはまあなれる。グジ ゲイシャはインターネットで見ているとG1やG3などのグレードで出回っているようなので、グレードの記載はなかったものの欠点豆が多いのはグレードが高いものではなかったのだろうと推測。ただ、昨年のSCAJを見ていてもゲイシャが注目されているコーヒーの1つであるのには変わりないから、これからに期待したいなぁと思うし、リーズナブルにゲイシャが飲めるというのは1つの選択肢だと思う。
総評:3つのブレンドそれぞれに特徴があってお試してみるのは良い『トライアルセット』
さて、今回の「inuit coffee roaster」の『トライアルセット』。敢えてブレンドを3つとも選んでみたけれど、それぞれに特徴があって美味しかった。自分の好みのブレンドかどうか、シングルかどうかを試すのには50gというのはとっつきやすく良いと思う。
僕の場合は欠点豆をどれだけ排除しているかをみて、手を掛けていると感じるロースーターさんに拘る傾向があるのだけど、普通にコーヒーを楽しむと言うことを考えた場合、水色と白のパッケージのデザインもいいし、楽天で買えるという手軽さも加わっておすすめしやすいのはいいと思う。この外出自粛の傾向が落ち着いてきたら「inuit coffee roaster」のお店に行ってイートインし、さらに同じ葉山にある「マーロウ」のプリンをはハシゴするのもいいなと思いつつ、次なるコーヒーは何をポチッとしようか考えているななころびでした。ではでは~。