最近、話していたりメールしているときにふと気が付きました。 僕は意識的にIメッセージを使うようになってきたなと。今日はそんなお話です。
昔の自分を思い出す
他人批判をしていた若かりし頃
僕は今、40歳を超えました。まさか自分がこんな年になるとは若い頃は思ってなかった(笑)。それでもやっぱり年を重ねるうちに、昔の自分が弱かったなぁと思う事が多々ある。
その一つが他人批判。僕は他人批判の達人でした。仕事を出来ない人を叱る、批判する事は多くなかったと思うけど、仕事をしない人、やる気のない人、無責任な人に対しては厳しかった。
今考えるとそれで人を動かそうとしていたんですね。
自分が変われば周りも変わるかもしれないのに。自分は変わっているつもりになって、相手の気持ちを考えているつもりになって。
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自分の意見を伝えるときに役に立つIメッセージ
コーチングで学んだこと
35歳ぐらいだったか。その当時の会社の研修でコーチングの初歩的なことを学んだ。野郎だけの研修会場にやってきたプロコーチはとても綺麗な女性だった。
それだけでやる気がupするのは男の性(さが)。
そしてその研修が始まると、コーチから教わるコミュニケーションスキルと考え方は驚きの連続だった。
- コミュニケーションの主導権は聞き手にあること
- 承認(アクノレッジ)の仕方
- 質問と詰問
- オープンクエスチョンとクローズドクエスチョン
- You、I、Weメッセージ
- 4つのタイプ
などなど今までの自分のコミュニケーションスキルがいかに我流だったか、学習を怠ってきたかがよく分かった。
意識すれば使えるようになる効果の高いIメッセージ
そのなかでも、今朝、自分が使えてるなと感じたのがIメッセージ。これ、意識すればきっと誰でも使えるようになるし、これを使えると自分の気持ちをスムーズに伝えられる技術なんで、ちょっと紹介。
例えば誰かが掃除をしてくれて綺麗になった事について
【Youメッセージ】
(君が)掃除して職場が綺麗になったね
(君の)掃除はいつも丁寧だね など
【Iメッセージ】
掃除してくれたから(僕は)すがすがしい気持ちだよ
綺麗になって(僕は)仕事にやる気が出てきた など
【Weメッセージ】
いつも掃除してくれるのでみんな本当に感謝してるよ
職場が綺麗なのは○○さんのお陰だとみんな言ってるよ
掃除をした相手に対する伝え方は上記のように3種類のメッセージ性がある。
Youメッセージは「きみは掃除をしたんだね」という事実を伝えようとしている。そう、「You」が何をしたかを表している。
極端な話しだけどこの言い方だと相手は「私はまだ綺麗になっていると思わない!」なんてことを思うかもしれない。
それに対して、IメッセージやWeメッセージは「あなたがしたことで私はこう思う・我々はこう思う」ということを伝えているので、相手はそのままの言葉として受け取りやすい。
つまり普段何気なく話しているときやメールなどで自分の考えを伝えるときに、YouメッセージをIメッセージに置き換えるだけで、スムーズにコミュニケーションが取れるようになるってこと。
相手に気付いて欲しいときに敢えて受取りやすいメッセージを送る
若い頃の僕は相手の批判の達人だったと書いたけど、別になりたくてなったわけではない。相手がこうなったらよくなるのに!っていう余計なお世話がそうさせていた。
いま、職場や周りを見ていてもYouメッセージを使う人が多い。もちろんその中には余計なお世話もたくさんあるのかも知れないけど、相手を思ってるってことには変わりない。
だからこそ、相手に伝わる、相手が受け取りやすいメッセージを送るのが、送り手の気配りかも。
自分のことを考えて見ると、正面切って厳しいことを言われることで堪えることもあるけど、どこか素直に受け取れないってこと無い?
僕は結構ある(笑)
Iメッセージを意識して送ってみませんか?きっとそれが愛のメッセージになりますよ。