ドイツという国、どんなイメージ持ってます?僕はしっかりとした国のイメージで、環境立国のような感じを抱いていた。だけど先日のVW、ディーゼル車の不正ソフトウェアの件で違和感。
あれ?ドイツって技術力がハンパないんじゃないの?
真の姿ってなんだ?最近よく思うこと。結局、僕らが目にしたり耳にしたりしている情報は誰かの意図があって流されているもの。だから、情報は作られているし、その情報にのった意図に踊らされているのか。
そんなときに何かで目にしたこの本。早速読んでみることにした。
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体験しないと分からない、体験しているから分からない
自分の見ているものは真実なのか?
この本を読むと自分が思い描いていたドイツはどこからかすり込まれた情報に過ぎないということが分かる。この本も1つの情報なのだろうけど、今まで僕が勝手に描いていたものと違う。
日本も同じだ。
日本は素晴らしい国だと色々なもので知らされてきた。一方で色々なもので日本はおかしいと知らされてきた。人それぞれの意見がある。だけど、やはり情報を発信するからには何らかの意図がある。その意図を意識して自分なりに情報をくみ取らないと気付かないうちに人の意図で生きている事になっている。
体験しないと分からないことが沢山ある。一方で体験しているけど当たり前になっていて分からない事も沢山ある。
ドイツが素晴らしい国だって、きっとそうなんだろうけど行ったことも無いのに勝手にそう思ってた。でも、この本を見ると素晴らしい国ではあるけど、日本はもっと素晴らしい。そう思える。
日本のすばらしさを知る意味でも、ドイツのすばらしさを知る意味でもこの本を読む価値はある。自分の描いていたものと違うドイツが見えるかもしれない。
もし、今までと違うドイツが見えたとしたら、それは誰が見ていたドイツなんだろう?そして、今の日本に対する認識も誰の考えを投影したモノ?
本を読むことが大切だと思える一冊だった。
川口 マーン 惠美 講談社 2013-08-21
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