こんにちは。GWも終わりますね~。明日から社会復帰するのに不安な方々も多いかも(笑)。5月病にならないように祈ります。
今日のお題はコーヒーに関する本です。『戦略は「1杯のコーヒー」から学べ!』 永井孝尚著です。
久々にAmazon Kindleで購入。Nexus5にしてからKindleやkoboの動きもサクサクなので、電子ブックリーダーとしても以前のものより使いやすくなった。話が早くも脱線してしまいましたが、この本、コーヒー好きなら読む価値はもちろんあるんですが、ビジネス書としても読む価値ありです。
1杯のコーヒーから自社らしさとは何かを学ぶ
ブルーボトルコーヒーまで載っている
さて、この本は主人公がドリームコーヒーというコーヒー会社で勤め始めるところから話しがスタートする。その課程で何度も何度も主人公が突きつけられる問い「ドリームコーヒーらしさとは何か?」ということ。
このことを考えて行きながら、それを見いだす課程でコーヒー業界の歴史や状況が分かりやすく書かれていてその内容がまた面白い。
- ドトールの勝因とは何か?
- UCCの成功要因
- スタバのコーヒー戦略
- セブンカフェ、マクドナルドの100円コーヒー
- ブルーボトルコーヒー(サードウェーブコーヒー)とは何か?
などなど各章でそれぞれの企業の戦略、コーヒーに対する考え方が物語を通して解説されていて単なる解説本ではないのですらすら読める。なんと言っても話題のブルーボトルコーヒーまで網羅されているところがいい。
この本を読んでからブルーボトルコーヒーに行くと、ブルーボトルコーヒーの見方も変わるに違いない。それから後半にはマーケティング3.0の考え方まで出てきて、これまた勉強になります。
「らしさ」を追求することでみえてくるもの
本書で主人公が探求する「ドリームコーヒーらしさとは何か?」というもの。これは企業の戦略を考える上でとても大切なことだと、繰り返し本書では述べられています。
僕はこの本を読んで思ったのは、企業で言えば「自社らしさ」、個人で言えば「自分らしさ」、ここを知ること、創ることは生きていく上で大切だなということ。意外と「自分らしさ」とか「これが自分です」と言える人って少ないように思うんです。
でも、それを言える人って大抵出来る人だし、魅力的な人である場合が多い。外を見ながらも内を観て自社らしさ、自分らしさを見つけ磨くこと。本書を読むとそういうところも見えてくる。単なるコーヒーの話で終わらないお勧めの一冊です。
永井孝尚 KADOKAWA/中経出版 2014-09-11
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