こんにちは。七転び八起きです。
さて浅草のツルヤコーヒーの記事の続きです。前回の記事はこちら。ツルヤコーヒーのwebは下記のリンクからどうぞ。
自家焙煎40年の歴史を持つツルヤコーヒー。webを見る限り売りは・・・
日本に数台しか現存しない「直火式焙煎機」でローストすること
この焙煎機で焙煎されたコーヒーは香りがよくシャープな味わいになること
長年で培った焙煎技術
のようです。やはり焙煎されたコーヒーがどんなものなのか気になります!香りが素晴らしいのはコーヒーとして大きなアドバンテージ。それを引き出す焙煎機とオーナーの腕。いいです!
前置きは長くなりましたが購入するときにツルヤコーヒーのコーヒーの入れ方のポイントとして「長い時間蒸らす」ということをアドバイス頂きました。この焙煎機でローストしたものは普通の豆よりも水分が飛ぶ。そのためじっくり蒸らすことで豆の中の旨味を引き出す。そういうことだと。
では早速、超独断と偏見、かつ大した目利きが出来るわけもない七転びが豆を見ていきましょう!(笑)
今回購入したのはオリジナルブレンドで200g、820円のものです。
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焙煎の深さはシティローストぐらいで豆の状態もなかなか良さそう
それでは豆を紙の上に広げてみます!じゃん!!
こんな感じです。焙煎度合いは手元のコーヒー関連書籍にある資料と比較して(笑)、シティローストぐらいだと判別。そして香りはコーヒーの香ばしい感じが良く出ている。フルーティーな甘い香りではなく、香ばしいコーヒーの良い香り。
ざーっと200gを開けて見ていくと、ほんの少しだけ割れた豆や状態の悪そうな豆がありましたのでハンドピックして外す。それでも200gで本当に10個なかったぐらいだった。そう考えると仕入れている豆の状態がいいとか、豆の選別をしているとか、焙煎の仕方が良いとか色々な要素があるとは思いますが、お店の努力が出ていると思います。
以前、ネット通販でかなり有名な珈琲屋さんから豆を購入したときに、200gで何十個の欠点豆をハンドピックしたことがあります(笑)。それと比較すると本当に状態は良いです。ただ、すごく細かく欠点豆はほぼないという仕事をしているお店さん程ではない。そんな感じです。
それでも200g、820円というリーズナブルな価格設定を考えればここまでの状態の豆であれば十分だと思います。
水分が少ないというのは豆を挽くとよく分かる
さて僕はそれほどコーヒーの豆を見る経験も知識もないので、パッと見た感じでは豆に含まれる水分まではよく分かりません。ただ、ちょっとビックリしたのは豆の量。何となくですが他の所で買うよりも豆が多い。水分が飛ぶということは重量が減るということか。あと豆を出すときにぶつかり合う音が軽いような。。。。
その水分のことがよく分かったのは豆を挽いたとき。今回は電動のプロペラミルで挽いたんですが、明らかに音が違うんですね。乾いた音というか、軽い音。最近、よく飲んでいるコーヒーではもう少し重たい音がする。それから挽いた豆をドリッパーに移すときにもよく分かる。サラーッと粉が落ちていく。ネットリしてないんです。
写真を撮るのを忘れてしまったんですけどね・・・(笑)。見た目も挽いた粉だと違いをなんとなく感じる。
蒸らしてみると鮮度も良さそう。蒸らすときに蓋をするといいかも。
では蒸らします。時間をかけて蒸らす方が良いとのアドバイスから焦らず1分は待ちたいと思います。
コーヒーの膨らみ、写真で伝わるか?しっかり膨張しました。鮮度も良さそうです。ここで粉の方が反応ないときってがっかりしますよね(笑)。粉の膨張とともに期待も膨らむ。そうあって欲しい瞬間です。1分以上は我慢して待ったのですが、この蒸らしをしている間にドリッパーに蓋のようなものをかぶせると良いかも。
やっぱり1分という時間は長いので、注いだお湯の温度を効果的にコーヒーに伝えるには蓋があると良いのかなと。まあ、個人的な感覚です。以前、どこかのwebで松屋式だったかの淹れ方では蓋をしてかなり長い時間、コーヒーを蒸らすというのを見たんで、このツルヤコーヒーの豆も松屋式のような淹れ方がより味を引き出すのかなと。
今回は円錐型ドリッパーを使用しました。
気になるお味は?
抽出が完了しました!香りは豆の時と同じく落ち着きのある感じの香り。苦味がきいてそうな気がします。
それでは飲みます!・・・・
んっ!んっ!ゴクリ!!
あぁ。僕が予想してたというか、店で言われたとおり喫茶店のコーヒーです!酸味はほぼなく苦味があって、コクもそれほどでもないかなと。古くからある喫茶店で出てきた感覚に浸れるコーヒー。いいですね。
フルーティーなコーヒーが好きな人、甘味や酸味を好む人には、単なる苦いコーヒーに感じるかもしれないぐらいシンプルな味です。昔ながらのナポリタンや厚切りトーストとゆで卵がマッチする気がします。
リーズナブルで味わいのあるコーヒーなら
さて七転びのツルヤコーヒーのオリジナルブレンドレポートいかがでしたか?(笑)
僕の感想を最後にひと言で表すなら「リーズナブルで味わいのあるコーヒー」ということです。200gの販売になるので100g単位で買いたい人(僕)には、そこがネックになる。でも、この価格でこの味わいなら、スーパーなどでコーヒーを買っている人がいたら手を引いてツルヤコーヒーに連れて行きたいぐらい(笑)
そして前回も書きましたが、店舗は歴史があって古い感じが出ているものの、お店のお父さん(オヤジさん)、お母さんはとても素敵な方なのでそこもコーヒーをおいしくしている要素になると思います。
コーヒー教室(500円)もやっているようなのでお近くの方は利用してみるのも手かと思います。
あっ、よく見たらwebに豆の価格が一部出てますね(笑)。生豆の販売もしているのかぁ~。